恐怖のパワーによって支配すること。
「なんで、そんな失敗を報告しなかったんだ!!」
って、怒る上司居ますよね。
「なんで」じゃなくて、あなたが怒るから報告しないんでしょ?
簡単なことです。
大切なのは、失敗した人を怒ることではなく、失敗した原因を見つけることです。
組織を運営するうえで、失敗した人を諭すことは必要ですが、失敗した人が恐怖を感じるほど怒るのは、管理職の権限を都合の良いように利用した暴力でしかありません。
あなたに恐怖を感じれば、部下が失敗を隠すのは当然の結果です。
あなたが、あなたの上司から、あなたの部下が原因で怒られることがあるとしたら、あなた自身がその責めを全て負わなければいけません。
それが、管理職の権限を持つということだし、その程度の心構えを持っていないような人間は、管理職をやるべきではありません。
自分の思い通りにならないからと言って、泣きわめいて、あたり散らす、小さな子供と同じです。
恐怖によって人を支配することほど、無意味なことはありません。
あなたが恐怖によって支配した人を監視していないとき、支配した人は、他の行動をとります。
では、どうすれば良いか?
フランクリンコヴィージャパン の パワーの原則―影響力を発揮しつづけるパワーとは に、一つの答えがあります。
部下を怒ったあと、あなたの気分は晴れますか?
暴力を振るうのが好きな人は、晴れるのかもしれませんね。
そういう人とは仕事したくないな・・・
あなたの部下が、あなたを尊敬して、あなたのように振舞おうとする。
もちろん、あなたに成る必要はないんだけれど、あなたの考えを深く理解しようとし、耳を傾け、あなたが居ないところでも、その考えに沿った行動をしてくれる。
そのような良い循環こそが大切です。
パワーの原則 に、良い循環を作るヒントがあります。